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INTERVIEW

整骨や鍼灸、食事療法で自然治癒を促す

患者の幸せのために力を尽くす治療家

長年の経験と治療に関する豊富な知識を基に、1996 年の開業以来、多くの患者に支持され
る「新井鍼灸整骨治療院」の新井院長。治療を通じて、心身の痛みに苦しむ人を幸せにす
るべく、苦心を重ねる院長の熱い思いに、俳優の宍戸開さんが迫った。

新井鍼灸整骨治療院
院長 / 柔道整復師 / 鍼灸師
新井 隆彦
夜間大学に通いながら陸上自衛隊に在籍。20 代
で退職し、鍼灸師だった父の言葉を受け自身も
治療家の道へ。柔道整復師の資格を取得後、他
院での勤務を経て、父と共に東京で院を運営。
1996 年に独立し、「新井鍼灸整骨治療院」を千
葉県流山市で開業。現在は埼玉県三郷市に院を
移転し、ハイレベルな治療を提供している。

父の言葉で治療家の道へ


宍戸 新井院長はもともと自衛隊員でいらっしゃったそうですね。
新井 はい、20 代後半まで自衛隊で働いていました。ただ、昔から小学校の教員になりたいという思いがあって、ある時、父に将来について相談したのです。すると、鍼灸師であった父から「私の仕事も先生だ」と言われまして。それも、「小学生に限らず、赤ちゃんからお年寄りまでみんなを診られる先生だ」と─その言葉に強く心を打たれ、自衛隊を退職して治療の専門学校に進学したのです。正直なところ、それまでは父と同じ仕事に就こうという思いは全くなかったのですが、結果的には治療家の道に進むことになりました。
宍戸 お父様の一言がきっかけで、ターニングポイントを迎えられたわけですね。私も父親と同じ俳優の道を歩んでいるので、とても共感を覚えます。
新井 父からは、治療の技術だけではなく、経験や人格までをもって患者様に向き合う必要があるということを教わりました。ただ、柔道整復師の資格を取得して他院に勤めた後は父の院で一緒に仕事をしていたのですが、院の評判が高まるにつれ、父と私の方向性にズレが生じるようになりまして。最終的には、独立して自分の院を出すことになり、1996 年に当院の開業に至りました。

苦しみを取り除き、幸せの一端を担う

宍戸 開業から20 年以上続けてこられた要因は何だと思われますか?
新井 治療の基本を、患者様に認識して頂けたからだと思っています。治療家の仕事は、痛みや症状を根本から治療・解消すること。例えば腰が痛いとして、その原因が腰以外の場所にあることも多いです。つまり、ただ痛いところに施術するのではなく、大元の原因を探り、本当の意味での治療をして結果を出してきたことが、今につながっているのではないでしょうか。こうした考え方は、整骨・接骨と鍼灸治療の両方を勉強したからこそ行き着いたものだと思います。
宍戸 いろいろな治療法の知識が生かされているのですね。
新井 他にも、自然医学・東洋医学・綜統医学の観点から、栄養指導や食事療法など、あらゆる治療について勉強してきました。中でも血液循環療法という治療法に出会った時には、自ら施術を体験してその効果に感銘を受け、先生に弟子入りして教えを受けたこともあります。そして、今では柔道整復や鍼灸だけではなく、血行促進や自律神経調整、脳細胞の活性化などに効果のある「せきずい活性法」、体の冷えを取って血管を広げ、血流を促すことで体内を正常化する「冷え取り健康法」といった幅広い施術を行うようになったのです。人間が本来持つ自然治癒力に着目し、あらゆる症状を改善・向上するというのが基本方針です。
宍戸 では、患者様に接する上でどんなことを心掛けていらっしゃいますか?
新井 信頼関係を築くことですね。専門用語ではなく、相手の方に伝わる言葉を使ってお話しするなど、同じ目線に立つことで信頼を得られるように努めています。そうした人間関係が構築されていな
ければ、治療には入れませんからね。
宍戸 そうして患者様の症状が回復へと向かった時には、やりがいも大きいのではないですか?
新井 おっしゃる通りです。どんな方であっても、「幸せになること」が人生の目的の1 つにあると思います。ですから、体の痛みを取り除くことで、その一端を担えるなら、これほど嬉しいことはありません。実は、私自身が以前、交通事故で大ケガを負ったことがありました。その時に状態がなかなか回復しない苦しみを味わったからこそ、患者様の症状に対しても、私にできる限りのことをしてさしあげたいと強く思っています。

適切な処置・手当てを全ての患者に

宍戸 患者様の症状を改善したいという思いが、院長の原動力なのですね。では、今後のビジョンをお伺いできますか?
新井 世の中の仕組みには、改善の余地があるものがたくさんあります。その1つが、医療の問題です。資本主義社会である日本においては、お金のある人とない人で、受けられる治療の種類も質も異なります。例えば、目の前で生活保護を受けている方が体の痛みに苦しんでいたとしても、現状では指定のある病院にしか行けません。そして、当院では生活保護を受給している方の治療ができるよう指定を受けているのですが、行政の都合によって通院許可が出されないというのが実情です。
宍戸 なるほど。社会の仕組みにおいて、非常に歯がゆい状況にあると。
新井 こうした事情は市区町村ごとに多少は異なるものの、いずれにせよ行政やお金の都合で治療が受けられないのはどこか間違っているように思えるのです。それと言うのも、果たして目前で痛い・辛いという症状を訴えている方に対して、行政の手続き手順を踏んでからだとか、お金の有無などを説いていられるでしょうか?そこで、当院では状況を見極めた上で、「今やらねばならぬこと」、すなわち適切な処置・手当てを最優先で行っているのです。
宍戸 目の前の患者様を救うことを第一に考えていらっしゃるのですね。
新井 ええ。完璧な医療や医療制度は現存しません。しかし今後、そのクオリティーを少しでも高めるためには、理不尽や不条理、無駄などを洗い直し、改善していくことが大事だと考えています。

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