足浴

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足浴

Foot Bath

「足浴」とは、名前の通り足だけを洗う入浴方法で、介護や看護の現場ではその有効性が評価されています。 足を清潔にするだけでなく、足の疲れを和らげたり、足先の血流を改善して全身の血行を良くしたり、リラックス効果や安眠快眠効果なども得られるといわれています。

足浴をすることで期待できる効果

 

①下肢の皮膚を清潔に保ち、感染症を防ぐ

全身浴と同様に下肢を洗浄して爽快感が得られるだけでなく、皮膚を清潔に保ち、感染症などを予防することを目的としています。足の皮膚も汚れたままにしておけば不衛生ですし、細菌なども発生しやすくなります。足浴にはそのような事態を未然に防ぐとともに、皮膚を清潔にすることで創傷の治癒を早められるという効果があります。

 

②血行を良くし、血流障害を予防する

足は体の末端にある部位なので、血流が滞りやすいという特徴があります。足浴で足を温めることで全身の血行を良くし、循環機能を高めます。血の巡りが良くなると、老廃物の排泄がスムーズになり、むくみの改善にも役立ちます。

 

③リラックス効果や睡眠促進効果がある

足を温めることにより、筋肉の疲れの軽減や、疼痛(とうつう=ずきずき痛むこと)の緩和という効果が期待できます。
また、全身の血流が良くなることで、気分を落ち着かせる働きのある「副交感神経」が優位になり、リラックス効果や睡眠促進効果を得られます。足浴と同時にマッサージを施せば、さらにそれらの効果を高められるでしょう。

 

④足の状態を観察し、健康状態を把握する

上記3つの効果は全身浴にも見られるものですが、足浴特有のメリットとして、足の状態から健康状態を把握できるという点が挙げられます。「足は第二の心臓」といわれます。体の末端ということもあり、なかなかじっくりと見る機会が少ない部位ですが、足浴の際は被介護者の足をじっくり観察できるチャンスです。そこから思わぬ病気が見つかる可能性もあります。

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